2023/11/2 拠点メンバー(荒川賢治准教授グループ)の研究成果がFrontiers in Marine Science誌に掲載され、プレスリリースを行いました。
【放線菌ライブラリーからミズクラゲのストロビレーション阻害分子の発見】
Streptomyces属放線菌は、抗生物質をはじめとする多種多様な生理活性物質を二次代謝産物として生産することが知られており、ヒト・動物などにおける生理作用調節機能を有する物質も多く見出されています。
広島大学大学院統合生命科学研究科(旧 大学院先端物質科学研究科)・広島大学健康長寿研究拠点の荒川賢治准教授の研究グループは、広島大学大学院統合生命科学研究科・国吉久人准教授、広島大学自然科学研究支援開発センター・稲田晋宣助教、東京海洋大学・小山寛喜助教、東京農業大学・鈴木敏弘准教授の研究グループとの共同研究により、38株の放線菌ライブラリーからミズクラゲのストロビレーション阻害物質を探索したところ、Streptomyces albus HUT6047株に顕著な活性を見いだし、活性本体が4-methoxy-2,2’-bipyrrole-5-carbaldehyde (MBC)であることを明らかにしました。
本研究成果は、2023年8月24日に学術誌「Frontiers in Marine Science」に掲載されました。
掲載誌へのリンク:10.3389/fmars.2023.1198136
広島大学プレスリリースへのリンク:https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/79968