第85回HiHA Seminar
演題:核膜によるDNA修復とゲノム安定化 -老化・若返り機構解明への挑戦-
演者:堀籠 智洋 准教授
東北大学大学院農学研究科
日時:令和6年2月16日(金) 15:00-16:30
会場:広島大学先端科学総合研究棟 302S 会議室
世話人:船戸 耕一 准教授(統合生命科学研究科 食品生命科学プログラム)
2月16日金曜日に東北大学大学院農学研究科の堀籠 智洋 先生をお迎えして第85回HiHAセミナーを開催致しました。
堀籠 智洋 先生は、ゲノム最大の領域であるリボソームRNA遺伝子(rDNA)でのDNA二本鎖切断が、核内を移動し、核膜孔と結合することにより修復され、安定に保たれていることを発見されました(Horigome et al., PLoS Genetics (2019))。今回のご講演では、DNA二本鎖切断の主要な修復機構のひとつである相同組換え修復、そしてrDNA安定化機構において、核膜がどのような役割を果たしているかについてお話を頂きました。