2021年5月19日 第65回 HiHA Webセミナー (Webinar) を開催しました

65 HiHA Webセミナー (Webinar)

日時:2021519() 16:00-17:00

WEB配信方法: Zoomミーティング

ミーティングID956 7230 6286

パスワード:461625

 

講師:浅川 和秀 准教授(東京医科大学 ケミカルバイオロジー講座/国立遺伝学研究所)

題目:光遺伝学でALSの謎に迫る

世話人:登田 隆 (統合生命科学研究科 生物工学プログラム)

 

いつもお世話になっております。生物工学Pの登田です。

この度、東京医科大学・ケミカルバイオロジー講座、浅川和秀准教授によるHiHA

Webinarを開催することになりましたので、お知らせ致します。

 意識や五感を正常に保ったまま身体を動かすことができなくなる難病、筋萎縮性

側索硬化症(Amyotrophic Lateral SclerosisALS)は、根本的な治療法がない

最も重篤な疾患の一つです。患者数は年々増加し、現在日本で1万人以上の患者さん

がこの難病に苦しんでいます。ALSは神経細胞「運動ニューロン」が機能不全に陥る

疾患ですが、それが何故、どのように機能を失い始めるのかについては明らかに

なっていませんでした。

 浅川秀和博士はゼブラフィッシュにおいてオプトジェネティクスを駆使し、ALS発症

に深く関わる TDP-43 RNA結合タンパク質 を操作する技術を開発しました。それに

より、ALS にみられる様々な運動ニューロンの異常を再現することが可能となり

ました。特に光照射によりTDP-43凝集体形成を誘導できる系を確立し、ALS発症と

TDP-43集合との因果関係を明らかにしてきました。本講演では、ALSTDP-43研究に

ついてわかりやすく概説していただき、さらにその最前線の成果を紹介して

いただきます。

本セミナーは、統合生命科学研究科セミナーとして、プログラム共同セミナーの対象

です。

研究室の学生・院生の皆さまにも本メールを転送・周知して頂ければ幸いです。

多数の皆様のご参加をお待ちしております。

登田 隆

広島健康長寿研究拠点 (HiHA)

広島大学大学院統合生命科学研究科

生物工学プログラム

TEL: 082-424-7868