海外派遣若手研究者のつぶやき Yosi Nindita博士研究員(オレゴン州立大学)を公開いたしました

 コーバリスへ来て2回目の夏を迎えました。今年の夏は気温が高いだけでなく、昨年より雨の日が多いように感じます。ここオレゴン州立大学(OSU)では、研究に熱心に取り組むことはもちろん世界中の有名なゲストスピーカーと共に、大学が開催するセミナーやシンポジウムに参加する機会が多くあります。

2018年10月、私はオレゴン州シーサイド(オレゴン州のビーチリゾート)で薬科大学によって開催されるライジングレクチャーシリーズの年会と研究リトリートに参加しました。薬科大学は、PharmD(薬剤師の健康科学演習)と薬学のPhDプログラム(研究を主としている大学院生)で構成され、常に研究グループ間とのコミュニケーションを仲介しています。この年次リトリートは1泊2日で開催され、研究に携わる学生、ポスドク、そして教授陣が研究と成果を発表しました。

OSUでは1年1度、6月に卒業式が開催されます。学位授与式は、OSUが所有するサッカースタジアム(日本ではアメリカンフットボール)であるリサースタジアムで行われ、 7,200人の卒業生のうち約4,000人が開始に出席しました。写真からわかるように、会場は巨大なスタジアムであり、日本の卒業式をはるかに超える多くの人々が集まっていました。

OSU卒業式

オレゴンに住んでいると、その自然の素晴らしさに魅了されます。多くを訪れてはいませんが、オレゴンの有名なスポットをいくつか訪れたのでご紹介します。「オレゴン州の七不思議」の1つ、クレーター湖はアメリカで最も深い湖であり、澄んだ色が特徴的です。この湖は、古火山であるマザマ山噴火による破滅的な破壊によって生まれたカルデラ湖です。

クレーター湖

荒川先生の米国訪問の際(非常に暑い日でした)には、オレゴン州中央部のスミスロックスにハイキングにも行きました。世界中からクライマーが訪れる有名な場所です。

スミスロックのハイキングコース

さらにフィロマスにあるメアリーのピークのようなゆるやかなハイキングトラックは、より一層魅力的です。

メアリーズピークの夕日

OSUでの研究は、自然の美しさを存分に感じることができ非常に有意義なものとなっています。コーバリス自体はキャンパスライフに適した非常に小さな町ですが、週末に外出することで生活のバランスを保つことができています。しかしこちらは日本よりはるかに乾燥しており、すぐに脱水症状になる危険も。残りの期間も水分補給を忘れないように過ごしていきたいと思います。