ボストンの冬と自然
特任助教 藤村孝志
2018年の2月より日本学術振興会「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業」による派遣研究者として、ボストンに位置しハーバード大学医学部の関連医療機関であります「ボストン子供病院」の大吉道子博士の研究室で、炎症制御と健康寿命延長に関する研究を行っております。
昨年から今年にかけてのボストンは大寒波の襲来でかなりの寒さと聞いていましたが、私がボストンに到着した時には幸い晴れた日が続いており、「ボストンの寒さも大したことないな、(広大の位置する)西条と同じ位?」と思っておりました。しかしながら、その2週間後に再びブリザードが襲来し、そのあまりの積雪量と吹雪の為、職場から家に歩いて帰る途中で本気で遭難するかと思いました。 やはり雪が降った時の寒さと積雪量は西条の比ではありません。
一方で夏はやはり暑く(湿度は日本に比べると低いのが幸いですが…)緯度が高いせいか日差し(紫外線?)は強く感じられます。ボストンの夏は冬とはうって変わり、街路や庭が花々で彩られます。
更に、道を歩いていて七面鳥や野リス、野ウサギ、雁に遭遇することもあり、私の通勤路周辺は自然にあふれています。
物価の高いのが難点ですが、冬を除けば生活・研究するのには絶好の場所と思います。
今回は、ボストンの気候について紹介しました。次回は研究生活について紹介したいと思います。